Viktor Lazlo / Club Desert


一年半ほど前にイタリア旅行したとき、あっちこっちにヴィクターラズロのコンサートのポスターが貼ってあった。
そうか、この人はヨーロッパでは現在も活躍中なのか。と思って帰国後、CDを買う事にした。
このヴィクターラズロという人は、フランス語圏であるところのベルギー出身だが、フランス育ちらしい。大抵はフランス語で歌っています。たまに英語でも歌います。

このClub Desert (クラブデゼール)というアルバムは1988年頃の作品で、当時はLPでよく聴いたものである。英語版とフランス語版の両方が出ていて、私が持っているのはフランス語版。友人が英語版を持っていたので聴き比べたが、やっぱりフランス語の方が雰囲気があってよろしいです。
これをまずCDで買おうとしたが、どこにも売っていない。最近の作品は置いてあるのだが、古い作品はみんな廃盤になっている。中古で探しまわって、やっと最近入手しました。
Webで色々調べてみると、どうやらオシャレな流行ものの扱いになっており、いわゆる消費音楽として考えられている模様。私はそうは思わないんですがね。歌もバックの演奏もかなり良く出来ており、完成度はかなり高いです。
「フランスのシャーデー」という表現がされていますが、そりゃどうですかね。たまたま同じ時期に出てきたから、こういう安直な紹介方法になったんだと思います。
シャーデーは多少ぶっきらぼうな歌い方をしますが、ヴィクターラズロは丁寧に歌うし、こっちの方が色気があるってもんです。

あれから20年近く経ってしまったわけですが、最近はどんな歌を歌っているんだろう。
次回は最近の作品を買ってみようと思います。

Viktor Lazlo / Begin the Biguineに続く