ハービーハンコック

日曜日に、

  • ハービーハンコック
  • ウェインショーター
  • ロンカーター
  • ジャックデジョネット


という強烈においしすぎるライブにいってきました。

個人的な感想としては、「完璧」
どれくらい完璧かというと、聴いてて眠くなるくらい完璧。
退屈で眠くなるという意味ではないっすよ。ヨイものは眠くなるんです。はい。
この人たち、相当な年齢の筈ですが、すごいですね。
これがロックバンドだったらかなりキビシい演奏になりそうですが、ジャズの人はエラいです。
ショーターはすこーしだけおぼつかない感じもありましたが、それも味のうちにしてしまうのが本物のプロです。

そもそもライブをやる事自体知らなかったのですが、妻が
「ハービーハンコックって人が来るけど、行く?」
というので、そりゃ当然行ったわけです。
で、妻の感想。
「難しくてわからん。変拍子ばっかりでノレない。転調ならまだしも、調すらわからない」

はい、仰るとおりでございます。
わたしもわかりません。そんな細かいこと考えちゃあ、いかんっす。
私が普段からスティングやらプログレの5拍子だか7拍子だか、わけのわからんのばっかり聴いているので、そういうのを分析しようという悪いクセがうつったのでしょうか。

だいたい妻はハービーハンコックの事はウォーターメロンマン程度しか知らなかったのです。
ある日、家でフューチャーショックを聴いていたら、なんか下らないものを聴いているというような顔をするので、「この人は、ウォーターメロンマンと同じ人である」と、意識改善を迫ったのでありました。
更にBSあたりで放送していたモントルーを見せたら、なんか気に入ったようでありました。
で、今回コンサートにいってみたら、思っていたのと違ったわけですね。
まー、何でもやりますからね。この人は。

で、ウチにあるハービーハンコックのモノを探してみると、下に載せたように、思ったよりも沢山あった。このあたり全部聴かせておくべきだったか。

テイキン・オフ+3

テイキン・オフ+3

泣く子も黙るブルーノート4000番台。デビュー作。
うちにはLPしかないので、嫁さんに聴かせる為には、押し入れの奥の方から取り出しアナログプレーヤーの上に置いてあるぬいぐるみを全て移動するを過程をふまなければなりません。
いわゆるファンキージャズ。これを聴くとかなり燃えます。
とってもわかりやすいし。
CDだと3曲も増えてるのか、知らなかった。

Maiden Voyage

Maiden Voyage

  • アーティスト: Herbie Hancock
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 1999/04/20
  • メディア: CD

単なるファンキージャズだけじゃねえよ、これを聴いて泣け、という事が判明したアルバム。
これまたLPしか持ってない。めんどくさいので押し入れから出していない。

Head Hunters

Head Hunters

  • アーティスト: Herbie Hancock
  • 出版社/メーカー: Sony/BMG Jazz
  • 発売日: 1997/03/25
  • メディア: CD

エレクトリックですな。
ウォーターメロンマンのエレクトリックバージョンとか。
これも嫁さんに聴かせておけば良かったな。
色々出来るんですよ。この人は、と。

Future Shock

Future Shock

  • アーティスト: Herbie Hancock
  • 出版社/メーカー: Sony Jazz
  • 発売日: 2000/02/08
  • メディア: CD

エレクトリックでバカ売れ。ジャズの範疇ではない。
ハービーハンコック独りの功績というよりも、ビルラズウェルのお仕事がエラいという説もある。
当時、極一部で流行していたHIP-HOPやらスクラッチやらをメジャーに知らしめた作品。
私もこれでHIP-HOPなるものを知りました。しかもHIP-POPと勘違いしていました。
個人的には、これを聴くと今でも鳥肌が立ちますが、最近のHIP-HOPと比べたら単純すぎてつまらんでしょうねえ。そりゃそうだ。結構単調ですね。
「反復音楽」なるものがあったので、その影響かもしれません。YMOも反復音楽をやってたぐらいだし。

Sound-System

Sound-System

  • アーティスト: Herbie Hancock
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2000/02/08
  • メディア: CD

Future Shockの続編。
基本的にやってることは同じだが、こっちは民族音楽の要素を取り入れているぶん、ねばっこい感じがするので好きです。
ロスオリンピック陸上競技公式テーマ曲が入ってます。サマランチ金儲けオリンピックの産物ともいう。

日本からは近藤等則が参加。全然CD売ってないんですけど。<近藤等則

映画のサントラの監修。綿密な構成。LPしかもってない。どこにしまってあるんだろう。 内容は、なかなかメロウでヨイ。 映画も観に行きましたが、なんかボーっとした内容だなあと思ったのは、私が若かったからでしょう。たぶん。 ちなみにこの映画のサントラは、デクスターゴードン名義でもう一枚出てますね。 こっちは一発どりっぽい感じで、これまたヨイ。が、LPしかないので何年も聴いてない。
Dis Is Da Drum

Dis Is Da Drum

  • アーティスト: Herbie Hancock
  • 出版社/メーカー: Mercury
  • 発売日: 1995/05/23
  • メディア: CD
CDで持ってるけど、最近全然聴いておらん。 エレクトリックで民族音楽と融合、というやり方はSound Systemと同じですが、こっちはポップな造りではない。 このテのエレクトリックなものは綿密な構成にして欲しいんですが、ちょっと詰めが甘い気がするんですよね。 人によっては評価が高いようですが、どうなんでしょうね。
最新作。 ライブの前に、ハービーハンコックをお勉強しましょう、という趣旨で買ったのですが、そもそもメンバーからして全然違うので参考にはならん。 ジョニ・ミッチェルへのオマージュだそうですが、ジョニ・ミッチェルを聴いた事がないので、なんだかわからんっす。 ゲストボーカルが豪華なわけですが、個人的にはティナ・ターナーあたりに燃えます。