今夜はスープカレーを作る。
一応、構想は練ってあるが、成功するかどうかはわからない。
専門店のカレーは別にして、ご家庭のカレーというものは、鍋料理の一種なわけですよね。野菜を煮込んでダシを出す。これが家庭カレーの極意。
スープカレーも似た面があるとは思いますが、基本的にスパイスとダシがどう絡むかがポイントではないかと考えています。しかし、今迄成功したことがないんです。 今回は成功するだろうか。
カレー粉
これが今回のベースとなる横濱舶来亭。
だいたい「横浜」と銘打っているカレーはクドい。濃いというよりもクドい。
普通のカレー用のルーでスープカレーを作ると薄くなってしまうが、この「横濱舶来亭」ならば十分なコクが得られるのではないかというのが、今回の発想である。
スパイス
ドーピング用のスパイス達。 左から、ピンクペッパー、パセリ、バジル、クミン、カルダモン、レモングラス、ナツメグ。
パセリとバジルは、お好みでライスに振りかけるためのもの。それ以外はルーに投入します。入れるタイミングと分量が難しい。レモングラスなんてのは、最後の方だろうな。カルダモンなんかは多すぎるとまずくなるだろうし。
あと、写真を取り忘れたが、ハバネロも用意してあります。生の状態から乾燥させたやつで、取り扱い注意です。触った指で目でもかこうものなら、涙が止まらなくなります。
具
牛肉、タマネギ、ナス、トマト、ニンジン、芽キャベツ、ゴボウ、ホウレンソウ、ジャガイモ、そして麦。
肉は牛にするか鳥にするか迷ったが、今回は如何にしてコクを出すかがポイントなので牛にしました。
カレーにおけるタマネギの用法には、具として使う場合と、融かして甘みを出す場合とが考えられるわけですが、今回は少量だけ融かして、あとは具と考えます。スパイシーにしたいのであまり甘みは出さない。
ナスは切らずにまるごと茹でて、十分に火が通ったら切って炒めます。個人的に開発した手法です。切ってから入れると、全部とけちゃったりするでしょ。ナス特有のうまみを出すにはまるごと茹でる。これに限る。
トマトは今回初めて入れてみます。少量をスープに入れて、少しだけ酸味をだそうという作戦です。成功するかどうかはわかりません。入れすぎると酸っぱくなるでしょう。
ニンジンは定番ですな。
芽キャベツは、はじめて買いました。何分ぐらい火を通せばいいのか知りません。失敗するかも。
ゴボウは、カレーに入れると意外とうまいのだな。これが。
あと、写真を撮り忘れたけど、ニンニクも使います。これ重要。
麦はライスに混ぜる。米3合に対し1パックと書かれていますが、今回は2合に対し3パック入れます。それくらい入れないと、雰囲気がでないんじゃないかな。
調理中
湯気でよく写らないねえ。
ナスとタマネギがまるごと見えるだけだ。
完成
出来ました。
まあ、80点かな。
ちょっととろみがついてしまった。
味が意外と普通のカレーだった。もっとスパイスを駆使すべきであった。
でも、このカレー粉だとスープカレーに出来るというのは大発見である。