坂本龍一 ゲスト:大貫妙子

Ryuichi Sakamoto Playing the Piano featuring Taeko Onuki

というのを観てきました。

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これはオマケでもらったポストカード。

坂本龍一がピアノ一発でやるコンサートです。円熟の極みであります。

最初は一人で登場、数曲をやります。これがなかなか、研ぎすまされた緊張感がありながらも、坂本ならではのソフトなタッチの演奏。涙チョチョ切れです。

今日は何曲か用意してきたが、気分で選んで演奏するとのこと。ほっほー、そういう趣向ですか。代表曲としては、エナジーフローを演ってました。

その後、大貫妙子登場。

来年、坂本の曲に大貫が歌詞をつけたアルバムを出すとかで、その関係でゲスト出演なのだそうです。

個人的には大貫妙子はデビュー当時から好きじゃないんですよね。単なる個人の趣味の問題なので、そういうのを無視すれば、これまた円熟の歌唱だったでしょう。坂本のピアノはそれまでの緊張感とは打って変わって、温厚なものでした。

その後大貫妙子がひっこんで、再び坂本のソロ演奏になるわけですが、これまた温厚な演奏。どうやら前半は緊張感、後半は温厚って使い分けだったようです。

個人的には前半の、ぎりぎりまで神経を使った演奏が好きですが、妻の感想によれば「前半は演奏が硬くて眠くなった」そうです。人の趣味は様々ですな。

演奏の途中で結構おしゃべりが入るんですが、結構面白いです。大貫妙子が、「坂本の歌は結構よい」と言っていましたが、明らかにヘタだという裏の意味を含んでましたねぇ。坂本君は、勘弁してくれって感じでしたねぇ。

そのとーり。昔から、なんで歌うんだろう。やめればいいのにって思ってました。「B-2 Unit」とか「左腕の夢」とか、あとコンサートでもよく歌ってましたけどね。ヒドかったもんねえ。さすがにもう歌わないようです。

千のナイフ、ライオット・イン・ラゴスチベタン・ダンスは絶対に演るだろうと思っていたが、演りませんでしたね。最初から用意してなかったのか、たまたま気分でなかったのかは、知りません。演奏の途中のおしゃべりから察するに、たぶん前者です。

テレビで「26年前の今日、YMOが散開した」と言ってました。ということは、26年ぶりに生の坂本を観たんだな。

オマケ情報。

昨日、忘年会をやったら、YMOの三人が揃ったそうだ。