Pink Floyd / Works
Pink Floydの豪華BOXが出るとかで、リマスターやリミックスは改良なのか、それとも改悪なのかという、難しい問題になるわけです。
そんな難しいことを考える前に、まずコレを聴きましょう!
メンバーの許諾なしにリリースされたとかで、今後再発になる可能性ゼロのベスト盤。
聴いてみると、メンバーが怒るのもよくわかる。アメリカ人による雑なリミックス。
全く関係ない別の曲のSEを被せたりするので、曲の意図がわからなくなっている。
各楽器やコーラスのバランスを変えてしまった結果、曲の印象が全く変わってしまっている。百歩譲って褒めるなら「豪快になった」と言えるでしょうが、正直にいえば大味。
イギリス人の繊細さはすべて消され、アメリカ人の粗雑なところが見事に表れている。
これさえ最初に聴いておけば、他の盤の有り難みがよくわかります!
[補足]
最後のEmbryoだけは聴きどころ。グッときます。