FedoraをDLNAサーバにする

長年、iTunesで管理した音楽ファイルをスマートフォンで使ってきました。

このライブラリを妻のライブラリと統合して、自宅オーディオで聴けるようにしたいです。

ネットワークプレーヤはMarantz NA6006です。

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Marantz NA6006

最初はUSBメモリを使おうと考えましたが、ダメでした。

マランツのサポートページによると最大5000ファイルしか認識しません。

作業途中のライブラリは既に8000曲あります。足りません。

そこでFedora 30をDLNAサーバにしてみます。

 

案1) rygel使う → ボツ

調べてみると、rygelというソフトを使うとDLNAサーバになります。

# dnf install rygel

# vi /etc/rygel.conf

$ rygel &

ここで問題アリです。

拡張子mp3のファイルは大丈夫ですが、拡張子m4aのファイルを認識しません。

gstreamerのpluginがm4aを認識してないようです。

gstreamer関係のパッケージが不足しているように見えます。

# dnf install "gstreamer*"\

これでもまだダメです。どうやらライセンスがGPLと噛み合わないので、Fedora標準パッケージになっていないようです。

# dnf install https://download1.rpmfusion.org/free/fedora/rpmfusion-free-release-30.noarch.rpm

# dnf install https://download1.rpmfusion.org/nonfree/fedora/rpmfusion-nonfree-release-30.noarch.rpm

# dnf install "gstreamer*"\

$ rygel &

これでうまくいきました。RPM Fusionの方に対応プラグインがあったようです。

AACおよびALACフォーマットを認識しました。

 

ここまできて更に問題発生です。

rygelはGNOME Desktopで使う前提になっており、systemdで運用するようにできていません。

無理矢理systemdで使う方法もググればでてきますが、非常に煩雑です。

他にも色々問題があって、諦めました。

 

案2) minidlnaを使う

上記のようにRPM Fusionが使えるしておくと、minidlnaがインストールできます。

# dnf install minidlna

# vi /etc/minidlna.conf

今のところ、設定ファイル/etc/minidlna.confで編集したのは2行のみ。

以下の行を修正して、実際に音楽ファイルがあるディレクトリに変更します。

media_dir=/opt

以下の行のコメントを外すことで、クライアント側のアプリHEOSでアーティスト名が正しくソートされるようにします。

force_sort_criteria=+upnp:class,+upnp:originalTrackNumber,+dc:title

minidlnaサービスの有効化および起動。

# systemctl enable minidlna

# systemctl start minidlna

いい感じで動いてます。しばらくこれで様子をみます。